2012/03/27

Second Lifeの行く末(2012年前半)

つい先日のお話。
MSの元幹部がパソコンの時代は終わったとの発言。
ネット上ではかなり熱い議論がなされていました。

確かに終わりましたね。
元々、家庭でwebの閲覧やショッピング程度で使用する
ライトユーザーには高スペックなものは必要ありませんよね。
それよりも、統合されたエンターテイメント性を
1つのデバイスに帯びている事の方が
一般ユーザーには重要なのかもしれません。
都内に居るからかもしれませんが
おじいちゃんやおばあちゃんがiPadを操作したり、
iPhoneでメールを打つおっさんをよく見かけるようになってます。
(未だに、プリントアウトした地図を持った
営業マンもいますけど!w)


iPhoneやiPadの登場でPCの市場は大きく変わろうとしています。
(ゲームの業界自体も大きく変わるはずです。)
分かりやすく使いやすい。
起動すれば直ぐにネットに繋がる。
SNSや写真、ゲームなどオールインワンで楽しめるデバイス
事実、私もiPhoneを持ちはじめて
ライフスタイルが大きく変わりました。



さてさて、そんな中Second Lifeは
今後どう展開していくんでしょうか。
インワールドで普通に暮らすには、
それなりのPCスペックが要求されます。
通常のオブジェクトでも高負荷で画像処理をするのに、
スカルプやメッシュを導入していく姿勢には賛同しかねます。
また、巨大なテクスチャをアップロード出来てしまう世界。
リアルを追求しすぎて過ごしにくい世界になろうとしています。
Second Lifeのユーザー離れが深刻な中、
iPadの登場でPCユーザー自体が減る方向なのに
リンデン社は迷走しているように感じます。
このままだと本社がアメリカだけに
突然のサービス停止もありえるかもしれませんね。

今現在、私の体感知でしかないのですが、
ユーザーは殆ど居ないといっても過言ではないと思います。
Second Lifeが誕生した頃の人数と言えばいいんでしょうか。
その後に国内でもかなりの人口がSIMにいて賑わっていました。
「過疎」なんていう言葉が2chなどで飛び交っていましたが、
今程これに当てはまる言葉はないでしょう。

今後、Second Lifeの発展はユーザー側への負担をいかに減らし
快適に仮想空間で暮らせるのかが鍵になってくるはずです。
それと同時に強固なSNSを構築していかなければ
存続は難しいと感じています。
また、SIMの管理者、制作者はユーザーの負荷を減らす為に
最大限の努力を惜しんではいけません。

もしリンデン社が本気で新規ユーザーを獲得したいのであれば
iPadやその他のタブレットでSecond Lifeを
動かせるようにしていかなければならず、
その代償は「リアル」なのかもしれませんね。

時々、インワールドでアバターウォッチをしていると
2007年前後のアカウントを時々見かけます。
ちょうど日本国内で流行った時期なのですが、
その時のユーザーは、
きっとSecond Lifeが大好きな方達だと思います。
もう5年も経つんですよね…。
それでも続けているユーザーは確かに居る。
あとは直感でしかないのですが、比較的若いアカウントの方で
昔やってたけど、また最近別アカウントで
復活している方も結構いると思います。
(アバターのカスタマイズとか、動き見てるとよくわかりますw
それなりの事情はさっしてあげたいところ…。)


Second Lifeには魅了する何かがあるからこそ、
SLをこよなく愛するユーザーを大切にしていき、
しっかりとした方向性を示して発展する事を切に願います。


おぉぅ、久しぶりに長話のBlog書いてまいたぁーw